不明種・検討種一覧

ホオジロ ssp. 2008.5.11 撮影:寺沢 孝毅
ホオジロ ssp. (亜種シベリアホオジロ?)
 天売島で2008年5月11日に観察された個体。上記の写真を見ると、頰、嘴から目先にかけて黒い線がないことからメスということがわかる。また、日本で観察・繁殖している亜種ホオジロ E.c ciosisよりも体色が赤褐色を帯び、亜種シベリアホオジロ E.c weigoldiのメスのような印象を持つ。体を横に向けている写真などは残念ながらなく、この写真のみだが、意見を求めたい。



アカモズ ssp.(亜種カラアカモズ?)
 天売島で2018年5月23日に観察された個体。上記の写真を見ると、国内で繁殖している亜種アカモズL.c superciliosusよりも体色が淡く、また額の白色部が広く不明瞭であるため、亜種カラアカモズL.c cristatusと識別した。だが、小翼羽内側羽縁付近を見ると白く、小翼羽に隠れている初列風切基部に白斑があるようにも見える。もしこれが白斑であるならば、モウコアカモズLanius isabellinusである大きな特徴のひとつであり、慎重な識別が求められる。飛翔写真や翼を広げた写真は残念ながら撮影できていないため、有識者からの意見を求めたい。


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