特徴
雌雄同色。全身が黒く、嘴は淡灰色で、嘴基部は黄色で三角にとがる。頰から喉にかけて白く、成鳥は緑色の金属光沢がある。幼鳥は茶褐色で頰から腹にかけて白く、金属光沢は見られない。繁殖羽は求愛時期の短期間のみ上嘴基部がオレンジ色になり、嘴も黒くなる。東部から喉、首にかけて白い飾り羽が密に見られるが、求愛時期を過ぎると次第に抜け見られなくなる。脇には白斑が入り、飛翔時に目立つ。非繁殖羽では、上嘴基部のオレンジ色、飾り羽、脇の白斑ともにない。
天売島での観察時期
天売島では周年見られる。11月頃から個体数が減少し、幼鳥や亜成鳥が多くなる。3月頃から次第に個体数が増え、天売島沿岸で姿が見られるようになる。
その他
北海道では1980年代まで繁殖事例が報告されていなかったカワウが、1990年を皮切りに近年急激に増えています。オホーツク海沿岸の漁港では繁殖しているカワウがいると確認された2010年に調査を行ったところ、オホーツク海に面している多くの漁港で、繁殖していたウミウコロニーが激減し、カワウに占領されていたという報告も。道北では数年前まで天塩川流域に大きなコロニーがあり、天売島でも十分繁殖する可能性があるため、今後天売島でもウミウをきちんと識別していくことが大切です。